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オルタナティブ投資とは

オルタナティブ投資とは
コラム

富裕層が注目のオルタナティブ投資とは?

コラム

資産運用といえば株式や債券をイメージされる方が多いと思いますが、近年ではそのような伝統的資産とは異なるオルタナティブ投資が注目されています。機関投資家はもちろん、金融リテラシーの高い一部の富裕層もオルタナティブ投資を拡大してきています。

オルタナティブ投資とは

オルタナティブとは「代替」という意味で、伝統的に取引されてきた資産(上場株式、債券など)以外の新しい投資対象や投資手法のことをオルタナティブ投資といいます。具体的にはコモディティや不動産、未上場株やヘッジファンド等が挙げられます。広い意味では、希少価値のあるワインや美術品などもこれに当たります。

オルタナティブ投資が注目されている理由

相場に関係なく絶対収益を追求するヘッジファンドや未上場企業への投資を通じて長期的なリターンを目指すプライベートエクイティといったオルタナティブ投資では相場との相関性が低く、ポートフォリオに組み込むことで高い効果が見込めます。

例えば分散効果の高いヘッジファンドと世界株式を組み合わせた場合、ITバブル崩壊や金融危機といった暴落局面でも安定的な運用が実現できています。そのため、安定した運用を目指す機関投資家や富裕層に人気が出ているのです。

機関投資家はオルタナティブ資産を導入

投資家の93%がオルタナティブ資産の組入れを維持・増加予定

オフショア地域の実態は

オルタナティブ投資の特徴

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オルタナティブ資産運用、2026年には23.21兆米ドルに - 英リサーチ会社Preqinより2022年版グローバルレポートを発表

” Home of Alternatives” オルタナティブ投資とは をコンセプトに、オルタナティブ投資に特化したデータ、ツール、インサイトを提供するPreqin合同会社(本社イギリス、以下プレキン)は、2022年版の「Preqin Global Alternatives Report(以下グローバルレポート)」シリーズ計7冊と、「オルタナティブ投資動向2022」を公開しましたので、お知らせいたします。
無料ダウンロード:https://go.preqin.com/download-alternatives-in-2022-jp

オルタナティブ業界の運⽤資産残⾼(AUM)は2010年以来、毎年増加を続けてきました。業界のファンドマネージャー たちは、現在総額13兆⽶ドルを超える資産を運⽤しており、2026年末のAUMは23.21兆⽶ドルにも上る⾒通しです。
2021年は、オルタナティブ投資の歴史の中で、極めて重要な一年でした。各国政府や経済がパンデミックの影響を引きずる中、プライベートキャピタルとヘッジファンド業界は盛り上がりを見せました。資金調達から投資活動、パフォーマンスまで、すべてが好調に推移し、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、プライベートデット、インフラ、天然資源がとりわけ良好なパフォーマンスを上げています。
2020年にレジリエンスを発揮したオルタナティブ資産は、2021年、急速に変化する環境の中でも、変化に適応し、うまく成長していけることを証明しました。債券をはじめとする伝統的資産からのリターン低下が予想されることから、年金基金やエンダウメント、ファミリーオフィス等の機関投資家は、オルタナティブ資産への投資意欲を高めていると言えます。

  • レポートサマリー(抜粋)

86%の機関投資家がこれまでと同額またはそれ以上の投資を予定
300を超える機関投資家が回答した2021年11月のプレキンサーベイによると、ほとんどの投資家が引き続きオルタナティブ投資プログラムにコミットしていることが明らかです。投資家は、オルタナティブ資産の高い絶対リターンとリスク調整後リターン、分散効果を高く評価しています。実際、平均86%のオルタナティブ投資家が、昨年、期待通りまたは期待以上のパフォーマンスが得られたと回答しました。資産をめぐる競争やバリュエーション、金利の上昇が投資家にとって最大の懸念事項となる中、半数以上(51%)の投資家が、今後12ヶ月、昨年と同額程度の投資を継続し、3分の1以上(35%)がオルタナティブ資産への投資を増やすことを検討しているもようです。

プライベートエクイティとベンチャーキャピタルがリード、ESG投資が加速

プライベート市場の「リテール化」がゆっくりと進む
米国司法省が確定拠出年金(401k)によるプライベートエクイティへの投資を一部認めるなど、規制改革の面で一定の進展が見られました。しかしながら、オルタナティブ投資の「リテール化(個人投資家への開放)」に向けた動きは、総じて遅れていると言えます。とは言っても、今後数年間の内に、個人投資家がオルタナティブ投資の領域で、より大きな存在感を放つようになるとプレキンは予測しています。「リテール化」の進展は、オルタナティブ業界の知名度や評判に多大な影響を与えることになるでしょう。これは、最終的には、ポジティブな展開となり、従来不透明であったオルタナティブ市場の透明性が高まるきっかけとなるかもしれません。

オルタナティブ投資とは

日本の年金(GPIF)

世界最大の機関投資家と言われ、194兆円(2021年9月末現在)という莫大な資産を運用する日本の年金運用機関であるGPIF(=Government Pension Investment Fund(年金積立金管理運用独立行政法人))でもオルタナティブ投資を取り入れています。GPIFによると、「2020 年度から始まったGPIFの第4期中期計画では、資産全体の5%を上限にオルタナティブ資産(インフラストラクチャー、プライベート・エクイティ、不動産)の運用を行う」としています(出所:GPIF HPより。太字、下線は筆者による。)。

国内債券・外国債券・国内株式・外国株式を25%ずつ組み入れることを基本とし、オルタナティブ資産の組入割合については0.82%にとどまっているようです。今後は上限の5%までの範囲で増えていく可能性もありますが、現状ではまだ比率としてはわずかと言えます。

なお、GPIFの2020年度の収益率は、好調な株式市場の推移等を受けて25.15%という成績でした(市場運用開始以来2001年度~2020年度では、年率3.61%)。

ハーバード大学基金の資産運用

一方、オルタナティブ投資を積極的に行っている例としてハーバード大学基金の運用を見てみましょう。ハーバード大学基金は、532億ドル約6.1兆円※1ドル=113円で計算)を運用する最大の大学基金です。同基金は、1974年の創設以来、実に年率約11%のリターンを上げています。これは、GPIFのここ20年のリターン3.61%と比較するまでもなく、かなり優秀な運用成績と言えるでしょう。この背景には、まだ投資が行われていない資産・分野にいち早く投資することで、他の大学基金や典型的な株式/債券のポートフォリオよりも多くのリターンを上げてきた同基金の運用方針があるようです。しかし、大学基金という性質上、その収益から毎年大学の運営資金を拠出する必要がありますので(ハーバードの場合は、大学運営資金全体の1/3を基金から拠出しています)、高いリターンを求める一方で、安定的な運用も同時に求められることになります。

いかがでしょうか?なんとオルタナティブ資産が7割以上という構成になっています。前項のGPIFと比較しても全く異なる驚きの内容です。ちなみに、ハーバード大学基金の2021会計年度のリターンは、34%でした。GPIFを上回るかなり良い運用成績ですが、実は大学基金の中ではさらに大きな(中には60%以上もの)リターンを上げたところもあります。実際、ハーバード大学基金の運用を行うHMCのレポートにも、(株式市場が好調だったことから)「もっとリスクを取ればもっと収益を上げることもできたかもしれない」と書かれています。しかし、ハーバードの運用においては適切なリスク管理を行うことを重視し、ベンチャーキャピタル等の流動性の低い資産を多く保有していることから、ポートフォリオ全体の流動性についても留意しながら注意深く運用を行っているようです。こうした姿勢が、長期にわたり安定したリターンを出し続けてきた要因なのかもしれません。

イェール大学基金の資産運用

2021会計年度に、ハーバード大学基金よりさらに高収益を上げた基金の一つがイェール大学基金です。イェール大学の運用資産総額は、423億ドル約4.8兆円※1ドル=113円で計算)で、ハーバード大学基金に次ぐ規模を誇ります。同基金の2021会計年度のリターンはなんと40.2%でした。過去の成績を見ても、30年間の年率リターンが13.オルタナティブ投資とは 6%とハーバード大学基金を上回っています。同基金は、1985年から長らく、伝説の投資家とも言われるデイビッド・スウェンセン氏(2021年5月に死去)により運用されてきました。スウェンセン氏により、同基金の資産配分も大きく見直されてきました。以下は、この30年間の資産配分の推移です。国内(米国)の上場株式への投資比率を大幅に減らし、非伝統的な資産クラスへの配分を増やしていることが分かります。

LBOとベンチャーキャピタルはプライベート・エクイティ(PE)に当たり、Absolute Return(絶対収益)はいわゆるヘッジファンドと言い換えられますので、イェール大学の運用においてもやはり7割以上がオルタナティブ投資となっています。イェール大学のインベストメントオフィスによれば、非伝統的資産への投資を増やしているのは、潜在的リターン分散効果が見込めるため(そのおかげで、1985年と比較して期待リターンは上がり、ボラティリティは低くなっているとしています。)、オルタナティブ資産は、伝統的資産と比べて非効率な価格形成が行われており収益機会が大きいとも述べています。

一流大学の運用について

実は、大学のレベルが高いほど運用リターンも高い傾向があります。これは、大学のレベルが高いほど、学内に擁する頭脳のレベルも高くなる(経済学部で最先端の経済や投資理論について研究しているなど)ことや、金融業界に進んだ卒業生たちが基金の運用を様々な面からサポートすることなどから起こっており、特に、一流大学がヘッジファンドやプライベート・エクイティへの投資を増やしていった1980年代頃から一流大学とその他の大学の格差が拡大し始めたと言われています。
【参考】Charlie Eaton, “Elite private オルタナティブ投資とは universities got much wealthier while most schools fell behind. My research found out why.” The Washington Post 4 Nov. 2021

まとめ

いかがでしたか?欧米の(特に一流大学の)大学基金では実際にかなりオルタナティブ投資が取り入れられていることがお分かりいただけたかと思います。その一方で個人が取り入れようとしても、本格的なオルタナティブ資産はプロ向けのものも多く、簡単に真似のできるものでもありません。また、新しい資産への投資は、リスクを取る分先行者メリットも大きいことは大学基金の運用者も述べている通りで、個人が誰でも手軽に投資できるようになるころには投資妙味が薄くなっている可能性もあります。なるべく早くオルタナティブ投資を取り入れるために、プロのアドバイスや紹介を受けてプロ向け(またはそれに近い)投資に挑戦することも可能ではありますが(弊社でもご希望に応じてPE投資のご紹介も行っております)、まずは足元の伝統的資産でのコア運用をベースに、サテライト資産としてのオルタナティブ資産への知識を深めるところから始めても決して遅くはありません。むしろ、前回からの繰り返しになりますが、大きなリターンを狙うあまり、投資詐欺などに遭わないようくれぐれもご注意いただきたいと思います。
次回はオルタナティブ投資のリスクについてもう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。
本コラムが皆様の資産運用のご参考になれば幸いです。

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