移動平均線は英語とは?
移動平均線は英語に翻訳すると[Moving average]です。移動平均線は、英語を話すトレーダーにとって最も人気のある指標です。移動平均には3つのタイプがあります。Simple moving average (単純移動平均)、 Weighted moving average (加重移動平均)、 Exponential moving average( 指数平滑移動平均線)の3つです。最も一般的な移動平均は単純移動平均です。
2 コメント
いつも楽しく拝見しています。
移動平均線は英語でMoving average、覚えておきます。
MAはFXを始めたばかりから
入れているインジケーターでしたが、
ここまでエントリーやエクジットに
利用できると考えずにいました。
ありがとうございます。
移動平均とは?移動平均線の意味・計算方法・メリットをわかりやすく紹介
情報通信技術
移動平均とは
- 単純移動平均(SMA)
- 指数移動平均(EMA)
単純移動平均(SMA)
単純移動平均とは、ある一定期間における平均値のことです。これらを繋いだものが単純移動平均線です。英語では「Simple Moving Average」といい、SMAと略されます。
エクセルで単純移動平均を求めるには、過去 W 個分のセル範囲に対して平均値を計算します。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 日付 | 終値 | 単純移動平均(5日) |
2 | 9月1日 | 899 | |
3 | 9月2日 | 900 | |
4 | 9月3日 | 902 | |
5 | 9月4日 | 907 | 移動平均線の定義|
6 | 9月5日 | 912 | =AVERAGE(B2:B6) |
7 | 9月8日 | 910 | =AVERAGE(B3:B7) |
8 | 9月9日 | 906 | =AVERAGE(B4:B8) |
9 | 9月10日 | 901 | =AVERAGE(B5:移動平均線の定義 B9) |
10 | 9月11日 | 898 | =AVERAGE(B6:B10) |
11 | 9月12日 | 900 | =AVERAGE(B7:B11) |
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 日付 | 終値 | 単純移動平均(5日) |
2 | 9月1日 | 899 | |
3 | 9月2日 | 900 | |
4 | 9月3日 | 902 | |
5 | 9月4日 | 907 | |
6 | 9月5日 | 912 | =AVERAGE(OFFSET(B6, 0, 0, -5, 1)) |
7 | 9月8日 | 910 | =AVERAGE(OFFSET(B7, 0, 0, -5, 1)) |
8 | 9月9日 | 906 | =AVERAGE(OFFSET(B8, 0, 0, -5, 1)) |
9 | 9月10日 | 901 | =AVERAGE(OFFSET(B9, 0, 0, -5, 1)) |
10 | 9月11日 | 898 | =AVERAGE(OFFSET(B10, 0, 0, -5, 1))移動平均線の定義 |
11 | 9月12日 | 900 | =AVERAGE(OFFSET(B11, 0, 0, -5, 1)) |
指数移動平均(EMA)
指数平滑移動平均とは、直近の終値に近いほど指数関数的に重みを付けた平均のことです。直近の値動きに対して、単純移動平均より敏感に反応します。英語では「Exponential Moving Average」といい、EMAと略されます。指数平滑移動平均(Exponential Smoothing Moving Average)ともいいます。
α は平滑化係数(smoothing factor)または忘却係数(forgetting factor)といいます。0 移動平均線の定義 ≦ α ≦ 1 の範囲であれば任意の値にすることができますが、一般的には次の値を取ります。
移動平均線の種類や特徴
はちわれ
トレンドか否か
- 移動平均線から為替レート(ローソク足)が離れている時、トレンドが発生している可能性が高い
- 移動平均線と為替レートが重なっているならば、買いと売りの圧力が均衡している=レンジ相場と考えられる
強いトレンドかどうか
- 動きがなだらかな移動平均線が大きく上昇/下降している場合、強いトレンドが発生している可能性がある
相場の転換ポイント
- 支持線の役割を担っていた移動平均線を為替レート(ローソク足)が割り込んだ場合、弱気相場に転換する可能性がある
- 抵抗線の役割を担っていた移動平均線を為替レート(ローソク足)が上回った場合、強気相場に転換する可能性がある
移動平均線の種類
はちわれ
単純移動平均線(Simple Moving Average、SMA)
備考
SMA[0]:当日のSMA
終値[0]:当日の終値
終値[1]:1日前の終値
x:期間
平滑移動平均線(Smoothed Moving Average、SMMA)
計算式
SMMA[0] = (SMMA[1] × (x-1) + 移動平均線の定義 当日の終値) / x
備考
SMMA[0]:当日のSMMA
SMMA[1]:前日のSMMA
1日目の前日のSMMAは、x日単純移動平均とする。
終値[0]:当日の終値
終値[1]:1日前の終値
x:期間
指数移動平均線(Exponential Moving Average、EMA)
EMA[0] = (EMA[1] × (x-1) + 当日の終値 × 2) / (x+1)
備考
EMA[0]:当日のEMA
EMA[1]:前日のEMA
1日目の前日のEMAは、x日単純移動平均とする。
終値[0]:当日の終値
終値[1]:1日前の終値
x:期間
線形加重移動平均線(Linear Weighted Moving Average、LWMA)
備考
LWMA[0]:当日のLWMA
終値[0]:当日の終値
終値[1]:1日前の終値
x:期間
適応型移動平均線(Adaptive Moving Average、AMA)
計算式
Signal[0] = |(終値[0] – 終値[x])|
Noise[0] = |(終値[0] – 終値[1])| + |(終値[1] – 終値[2])| +…+ |(移動平均線の定義 終値[x-1] – 終値[x])|
ER[0] 移動平均線の定義 = Signal[0] / Noise[0] SC = 2 / (x + 1)
SSC[0] = (ER[0] × (高速SC – 低速SC)) + 低速SC
AMA[0] = 終値[0] × SSC[0]の2乗 + AMA[1] × (1 – SSC[0]の2乗)
備考
AMA[0]:当日のAMA
AMA[1]:前日のAMA
1日目の前日のAMAは、x日単純移動平均とする。
終値[0]:当日の終値
終値[1]:1日前の終値
Signal[0]:当日のSignal
Noise[0]:当日のNoise
ER[0]:当日のER
x:期間
ハル移動平均線(The Hull’s Moving Average、HMA)
計算式
value(x) = 2 × LWMA(x/2) – LWMA(x)
HMA(x) = LWMA(√x,value)
備考
value(x):期間xの値value
LWMA(x/2):期間x/2の線形加重移動平均
LWMA(x):期間xの線形加重移動平均
HMA(x):期間xのHMA
LWMA(√x,value):値valueを期間√xで線形加重移動平均
x:期間
2重指数移動平均線(Double Exponential Moving Average、DEMA)
計算式 移動平均線の定義
err[0] = 終値[0] – EMA[0](x)
ema[0] = EMA[0](x)
DEMA[0] = EMA[0](x) + EMA[0](x,err)
= 2 × EMA[0](x) – EMA[0](x,ema)
備考
err[0]:当日のerr
終値[0]:当日の終値
ema[0]:当日のema
DEMA[0]:当日のDEMA
EMA[0](x,err):値errを期間xで指数移動平均
EMA[0](x,ema):値emaを期間xで指数移動平均
x:期間
フラクタル適応型移動平均線(Fractal Adaptive Moving Average、FRAMA)
計算式
A[0] = Exp(-4.6 * (D[0] -1))
D[0] = (Log(N1 + N2) – Log(N3))/Log(2)
N[0](y) = (Highest終値[0] – Lowest終値[0]) / y
N1(0) = N[0](y)
N2(0) = N[y](y)
N3(0) = N[0](2y)
FRAMA[0] = A[0] × 終値[0] + (1 – A[0]) × FRAMA[1]
備考
A[0]:当日のA
Exp():e(ネイピア数)のべき乗値
D[0]:当日のD
Log():対数
N[0](y):y期間を対象とした当日のN
FRAMA[0]:当日のFRAMA
x、y:期間
3重指数移動平均線(Triple Exponential Moving Average、TEMA)
計算式
err[0] = 終値[0] – DEMA[0](x)
ema[0] = EMA[0](x)
ema2[0] = EMA[0](x,ema)
TEMA[0] = DEMA[0](x) + EMA[0](x,err)
= 3 × EMA[0](移動平均線の定義 x) – 3 × EMA[0](x,ema) + EMA[0](x,ema2)
備考
err[0]:当日のerr
終値[0]:当日の終値
ema[0]:当日のema
ema2[0]:当日のema2
DEMA[0](x):期間xにおける当日のDEMA
TEMA[0]:当日のTEMA
EMA[0](x,移動平均線の定義 err):値errを期間xで指数移動平均
EMA[0](x,ema):値emaを期間xで指数移動平均
EMA[0](x,ema2):値ema2を期間xで指数移動平均
x:期間
可変インデックス動的平均線(Variable Index Dynamic Average Technical Indicator、VIDYA)
計算式
F = 2 / (x + 1)
CMO[0] = (CMOup[0] – CMOdown[0]) / (CMOup[0] + CMOdown[0])
VIDYA[0] = VIDYA[1] + (F × |CMO[0]|) × (終値[0] – VIDYA[1])
備考
F:平滑化係数
CMO[0]:当日のCMO
|CMO[0]|:当日のCMOの絶対値
CMOup[0]:期間x間で前日比+とした足の値幅合計
CMOdown[0]:期間x間で前日比-とした足の値幅合計
VIDYA[0]:当日のVIDYA
VIDYA[1]:前日日のVIDYA
終値[0]:当日の終値
x:期間
移動平均線とその見方を学ぼう!
売りトレンド傾向がある移動平均線
移動平均線とローソク足の上下の位置関係が変わっております。
上下が変わるという事はつまり、平均値よりもレートが値上がりした瞬間を
意味しており、売りから買いに、トレンドが変わる可能性があります。
移動平均線がローソク足の下位置にある場合
移動平均線がローソク足の下の位置にあるという事は、
レートが平均値よりも高値で取引されている事を意味しており、
買いが多く、レートが値上がり傾向にあるといえます。
買いトレンド傾向がある移動平均線
重要点:移動平均線をまたぐ時はトレンドのサイン
下から上へ・上から下へとまたぐ場合は新しいトレンドが起きやすい
という事を覚えておきましょう。
移動平均線とローソク足が離れすぎている場合の傾向
参考図
上の参考図は、
「大きな値上がりが発生し、一時は移動平均線と離れてしまったが、
移動平均線に近づこうとする動きにより、値下がりの動きになり、
移動平均線との距離が落ち着いた」
という想定の図です。
もちろん、この逆でレートが移動平均線よりも下に離れる(平均よりも安値になっている)
パターンもあり、その場合は移動平均線と離れた所で買いポジションも持ち、
移動平均線に近づいたら決済する事で利益を発生させられます。
ゴールデンクロスとデットクロス
移動平均線は短期と長期では割る数が違うので、動きが違います。
短期の移動平均線はここ最近の値動きに影響されますので、動きが激しく、
長期の方は長い期間での値動きから計算されるので、短期に比べて動きは緩やかです。
ゴールデンクロスは買いのシグナル
デッドクロスは売りのシグナル
・時間単位が長い方が信頼性は高いが・・
ゴールデンクロス・デットクロス共に、
分足などの時間単位が短いローソク足チャートよりは、数時間や日足などの時間単位が
長いローソク足チャートに発生した時の方が信頼性は上がります。
時間単位が長いという事は、平均が出るまでの時間もかかっている
という事を意味しており、ゴールデンクロスやデットクロスが発生したと
気付いた段階で既に値動きが落ちついており、次のトレンドに移っているという事も有り得ます。
また、ゴールデンクロス・デットクロスや移動平均線だけでなく、
これから紹介するテクニカル分析も含め、あくまでも傾向や分析の手段であり、
必ずしもそうなるとは限らない事を肝に銘じておく必要があります。
移動平均線はテクニカル分析の入門編
FX実践
本記事では、 移動平均線 について紹介するわ!
- 移動平均線について
- 移動平均線の種類
- 移動平均線の使い方
移動平均線とは?
「〇〇さんは、何日の移動平均線を使っていますか?」
日本人の好きな移動平均線は?
移動平均線にはこのほか、三角移動平均線や正弦加重移動平均線、累積移動平均線などがありますが、使用頻度は低いようです。
主要な3つの移動平均線のかで、日本の個人投資家やプロトレーダーがよく使っているのが、単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)です。
加重移動平均線とは
そんな点を補うためにSMAを改良して、考案されたのが、加重移動平均線(WMA=Weighted Moving Average)と、指数平滑移動平均線(EMA=Exponential Moving Average)です。
指数平滑移動平均線とは?
移動平均線リボンとは?
知らなかった移動平均線の重要なポイント
世界中のトレーダーが使用している移動平均線は、「ザ・キングオブ・インディケータ」と呼んでもけっして過言ではありません。
それは「終値」の平均値なのです。
移動平均線の向きを決定するのは何
移動平均線の向きは何を意味するか
トレンドに変化を読み取るには
トレンドが転換する前には必ず「今からトレンドが転換するぞ」という兆候が現れます。
- 「上昇トレンド相場とはこういう値動きをするんだ」
- 「下降トレンドの場合はこうなだ」
- 「レンジ相場はやたらと価格が上下するけど、価格が上下する幅はほぼ一定のようだな」
大事なことはトレンド転換や反転の兆候
そして、彼らはローソク足の終値と移動平均線の関係の重要性を熟知しています。
移動平均線のパラメータ
そして、ローソク足は必ず平均値に集約されます。
ラインチャートの使い方
その答えの一つが「ラインチャート」の活用です。
移動平均線のまとめ
辻秀雄氏のプロフィール
辻秀雄氏
ジャーナリスト。リーマンショックに世界が揺れた2008年に、日本で初めて誕生したFX(外国為替証拠金取引)の専門誌、月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。出版社社員からフリーになり、総合雑誌「月刊宝石」や「ダカーポ」「月刊太陽」「とらばーゆ」などで取材・執筆活動を行う。また、『ビジネスマン戦略戦術講座(全20巻)』などビジネス書の編集にも携わる。著書に『インターネット・スキル』『危ない金融機関の見分け方』『半世紀を経てなお息吹くヤマギシの村』など。共著に『我らチェルノブイリの虜囚』『ドルよ驕るなかれ』『横浜を拓いた男たち』など。辻秀雄氏の詳しいプロフィールは、こちらから
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